聖書箇所 創世記 12:1~8
彼は、そこからベテルの東にある山の方に移動して、天幕を張った。西にはベテル、東にはアイがあった。彼は、そこに主のための祭壇を築き、主の御名を呼び求めた。
主の御名を呼び求めることは、すなわち祈ることである。
祈りの本質は、ひとりひとりへの神様の語り掛けがあることを知る事が重要である。
そして、神様の願っておられることが、この身になるようにと祈ることが大切である。
さらに、それに応えて自分で一歩を踏み出すことが最も重要である。
この創世記の章で、アブラムが神より示されて、すべての元の土地を捨てて、新たな土地に出発する過程が描かれているが、周囲の反発などがあったことも容易に想像できる。アブラムはいったい何を根拠として踏み出したのか。
神のお告げとともに、最初に神が5つの約束をなされた(2,3章)。そのみ言葉を握りしめてアブラムは出発した。約束に対して信頼をもって行動することが重要であり、実行がなければ、神の祝福もない。
新約でペテロが漁をしていた時、一晩やっても魚が獲れず、イエスの行動に従って網を降ろしたことも、み言葉に信じて行動したことの一例であると言える。
神が責任をとってくださることを信じて、一歩踏み出す時に祝福が与えられる。
7章で、アブラムは新たな地で、主の仰せに感謝して祭壇を築いた。
主を呼ぶとき、我々は避けられるものは避けたいと祈るが、神がそうしなさいと言われれば、自分に信仰と知恵と力をあたえてくださいと祈るべきである。そして信仰を持って一歩踏み出し歩んでいくことを神は願っておられる。