聖書箇所 Ⅰ列王記 1:5~8
ときに、ハギテの子アドニヤ、「私が王になる」と言って野心を抱き、戦車、騎兵、それに自分の前に走る者50人を手に入れた。
今日の聖書個所には、ダビデ王の息子アドニヤが、王位を狙うところが記されています。ダビデの4男であったアドニヤは、野心を抱き、父ダビデの王位を奪うために、戦車や騎兵などをあつめました。神様は、ダビデに代わって王位に就く者は、ダビデの息子ソロモンとなることを定めておりました。しかしアドニヤは、謀反を企てたのです。この背景には、ダビデとその子供たちとの親子関係や家庭問題がありました。それはダビデが、父親として子供たちと向き合ってこず、父親として叱ることさえしなかったのです。また自分から遠ざけたのです。そして兄アブシャロムの謀反に続き、アドニヤまで謀反を起こしたのです。改めて親子関係の大切さを知らされるとともに、王位継承は人の思いや計画に依らず、神の御心によることを思い知らされます。