聖書箇所 詩篇 90:4
まことに、あなたの目には、千年も、きのうのように過ぎ去り、夜回りのひとときのようです。
聖書には、一般的な知識で理解するのに困難な箇所があります。その一つは神様が、天と地を創造された時、7日間で行われたことを、どう理解したら良いのかということです。まずは、「1日」を今日のように文字どおり24時間と考える立場です。この立場では、聖書が7日で創造されたと宣言しているのだから、疑問を持たず、文字どおり受け入れていくという立場です。しかしそのように考えることに、どうしても疑問が残るのです。そこで「ある一定の期間」と考える立場です。これは、詩篇の箇所が示すように、「千年も昨日のよう」と言われていますので、「ある一定の期間」を想定するものです。この立場の問題点は、「ある一定の期間」をどう設定するかによって意見も分かれます。この様な自分たちの認識で理解できないような箇所は、非常に繊細なので早急な解を求めることなく、また単に反対や疑うことに集中しないで、より深くみ言葉に信頼することが大切です。