ルツ記 1:1~18
ルツは言った。「お母様を捨て、別れて帰るように、仕向けないでください。お母様が行かれるところに私も行き、住まわれるところに私も住みます。あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です。」
ルツ記は、時代的には、『さばきつかさ』である士師の頃でした。その頃、イスラエルの地は、飢饉に見舞われたため、ナオミと主人と2人の息子たちは、モアブの地に移住しました。その後にナオミの主人が死にましたが、2人の息子たちは、モアブの地からお嫁さんを迎えました。長男の嫁がルツでした。しばらくして2人の息子たちが死にました。ようやく長かった故郷イスラエルの飢餓も終わり、そこでナオミは2人の嫁に自分たちの出身地モアブに帰るように促しましたが、ルツだけはナオミと共にベツレヘムに帰りました。この時、ルツは「あなたの民は私の民。あなたの神は私の神です。」と、ナオミに対する愛とイスラエルの神に対する信仰を告白したのです。ここに家族への愛と信仰の姿勢が示されています。