聖書箇所 Ⅰコリント 1:18~21
十字架のことばは、滅びる者たちには愚かであっても、救われる私たちには神の力です。
当時のコリントは、ローマ帝国の州都でありアテネと並び繁栄した都市でした。使徒パウロは、第2回の伝道旅行でコリントに約1年間滞在し福音を伝えて、教会の礎が出来ました。その後教会は多くの問題を抱えており、パウロは解決のためにこの手紙を書きました。当時、コリントの人々は、ストア哲学などの哲学や思想に生きる指針を求め生きていました。コリントの教会もこれらの影響を受けて、クリスチャン達も自分の知恵を誇り、教会内でお互いが争っていました。しかしこの手紙で、知恵や哲学や思想で神を知ることはできない、人を救うことは出来ないと伝えています。主イエス様の十字架の事実こそが、真に人を救うことが出来るのです。十字架こそが救いの力です。